好印象を与える服装とは
「人間は外観ではなくて中身の勝負」とはいっても、転職の面接の際にはやはり面接官に好印象を与える服装で赴かなければなりません。
身だしなみがきちんとしている人は性格もきちんとしている印象を与えますから、服装には十分に気を使いましょう。
服装の選び方にはその人の人となりが表れますし、転職のために服装を整えることは面接先への経緯にもつながります。
面接に着ていく服装で何よりも大切なポイントは「清潔感がある」ということです。
どんなに高いブランドもののスーツを着ていても、肩にフケが散らばっていたり、しわが寄っているのでは何の意味もありません。
シャツにしても、襟元が汚れているようなものは論外です。
また、面接室というのは会社によってはかなり狭く、匂いなども気になるものです。
ですからタバコ臭いスーツなどもご法度です。
必要以上に香水やコロンをつけるのもやめたほうがいいでしょう。
面接というのはその人のスキルだけではなくて常識を見る目的もありますから、TPOにあった服装を選ぶことも大切です。
男女別スーツの選び方
転職の面接は新卒採用とは違い、キャリアのある人を優先して採用しようという会社のもくろみがあります。
ですから、30歳を過ぎているのにリクルートスーツを着て行くのもちょっと考えものです。
リクルートスーツを着て面接に臨むと、社会人経験が浅いような印象を与えることにもなりかねません。
男性の場合であればセットアップの無地のスーツがおすすめです。
色は暗めのグレーかネイビーなどが無難です。
真っ黒のスーツは、素材によっては冠婚葬祭のイメージが強くなってしまうので、チャコールグレー程度にとどめておくと好印象を与えます。
ネクタイはストライプか無地、または小紋で派手すぎない色のものを選びましょう。
ワイシャツは白が基本ですが、薄いブルーなども清潔感があっておすすめです。
ワイシャツは高価なものでなくてもいいので新調するのが一番ですが、手持ちのワイシャツの場合にはクリーニングに出してアイロンがきちんとかかったものを着用するのがベストです。
女性の場合にもセットアップのスーツに白か淡い色のブラウスを組み合わせます。
面接では足のつま先までチェックされますから、間違っても裸足にパンプスではなくて、夏でも必ずストッキングを履くようにしなければなりません。
パンプスのヒールは5cm程度が理想的です。
服装自由と言われた場合の対応
アパレル業界の転職面接では「当日は自由な服装でお越しください」と言われることがよくあります。
これは本人の服装のセンスを見たがっているわけですから、希望する会社のブランドイメージに沿った服装で行くのが望ましいでしょう。