ニュース事情を聞かれた時の答え方

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気になるニュースを聞く意図

面接というのは、転職希望者にとっては非常に緊張する場です。
普段はおしゃべり好きの人でも、面接官の前に座るとそれだけで緊張して言葉がよく出てこなくなったりすることも稀ではありません。
面接の際にできるだけリラックスするコツは、自宅で前もって面接の予行練習をしておくことです。

面接ではよく質問される事項というのがいくつかあります。
ですから「この質問をされた時にはこう答える」という筋書きをある程度作って、自分で練習しておけば本番には比較的リラックスして臨むことができます。
質問パターンをいくつも想定し、答えをあらかじめ作っていけばとっさの質問に慌てることもありません。

面接ではよく、「最近の気になるニュースは何ですか?」と聞かれることがあります。
ここで「えーと…」と考え込んでしまうと、明らかに減点です。
面接では志望者のスキルや能力が見られるのはもちろんのことですが、機転が利くかどうかも大切なポイントとなります。

質問されたら黙り込まず、すぐに答えられるような姿勢が評価されるわけです。
最近の気になるニュースについて質問されるということは、志望者の問題意識やどんなことに興味を持っているかを知りたがっているわけです。
さらにニュースに関する意見を聞くことによって、その人の知識の深さや理解力、コミュニケーション力、そして思考力なども計ることができます。

ニュースの選び方、答え方のコツ

ニュースに関しては、志望する会社と何らかの関連性や共通点があるトピックを選びたいものです。
例えば流通関係の会社の面接を受ける場合には、やはり流通に関したニュースで答えを設定しておくことが大切です。
アパレル関係の会社の面接なのに「野菜の値段が急騰した」というニュースを話題にしても、あまり意味がないわけです。

ニュースのテーマを選ぶときは、できるだけ好印象の強いものを選ぶようにしましょう。
連続殺人事件や海外の国内暴動のニュースについていくら蘊蓄を傾けても、その会社と何の関連もないテーマの場合には場違いな印象を与えてしまうことになります。

また、政治に関するニュースもできるだけ避けたほうが無難です。
面接官がどんな政党の支持者かは、見当がつかないものです。
無闇に特定の政治家を批判したところ、面接かがその政治家の支持者だったということもあり得るわけです。

一番おすすめなのは、応募する会社に関連する業界ニュースです。
業界ニュースに関して意見を述べるためにはそれなりの勉強も必要なので、きちんとした見解を述べることができれば「この人はそれなりに勉強してきているのだな」と面接官も認めてくれます。

答える際には、自分がなぜそのニュースに興味を持っているのかという点も明確にしておくと説得力が出ます。