採用が期待できる反応
志望する会社の面接を受けた後、採用か不採用かの連絡を受け取るまでの時間は非常に長く感じられるものです。
特に転職で次の職場をできるだけ早く探さなければならない場合には、採用されるかどうかの手応えを早めに欲しいと思うのは当然のことです。
面接というのは、何回も受けているうちに採用されるかどうかの判断ができるようになってくるものです。
面接中の面接官の態度や質問の内容によって、「これは落ちたな」とか「採用されるかもしれない」とかが前もって分かるようになるのです。
では、どんな場合に採用が期待できるのでしょうか。
面接の最後の方で入社予定日を聞かれた時は、かなり脈があると思って間違いありません。
不採用を決めた人に向かって入社予定日を聞くことはないので、「採用が決まったとしたら何日から出社できますか?」と聞かれたらいい傾向のサインと思っていいでしょう。
これと同様に、入社後の希望配属先や勤務地などを尋ねられた時も採用の可能性があると考えて問題ないでしょう。
最初から不採用にしようと思っている人には、希望の配属先を質問することはありません。
もう一つ、面接時間が予定よりも長引いているケースでは採用の可能性が高いです。
一人当たりの面接時間が20分と決まっているのに30分に及んだ場合、面接官が自分に興味を持っている証拠です。
ですから、採用の可能性が高いと考えて間違いありません。
不採用の可能性が考えられる反応
では、逆にどんな場合に不採用の可能性が考えられるのでしょうか。
一番の目安になるのは、面接時間が予定よりも短い場合です。
面接時間が短いということは面接官が自分に興味を持っていないということですから、採用される可能性はあまりないと考えた方がいいでしょう。
また、こちらが一生懸命自分をアピールしているのに面接官が明らかに興味のなさそうな態度をしている時も、不採用になりやすいと考えるべきです。
転職希望者の人となりに面接官が興味を持てば熱心に話を聞いてくれるはずですから、面接時の面接官の反応はよくチェックするようにしたいものです。
ただし、面接官の注意を引こうとしてやたらと場を盛り上げるのも考えものです。
会社としてはただ単にノリがいい人ではなく、自分の会社にどのくらい貢献してくれるかを見ているわけです。
ですから無理に話を盛り上げる必要はありません。
採用連絡が遅い=不採用とは限らない
採用か不採用かの連絡を待っている間は気が気ではないものですが、採用連絡が遅いからといって不採用とは限らないことを頭に入れておきましょう。
募集人数に対して希望者が多い場合には、決定に時間がかかる場合もよくあります。
ですから、不採用の通知を受け取るまでは諦めないことが肝心です。